Windows 10のサポートは2025年10月14日に終了しました。ただ、「もう使えない」わけではありません。個人向けにはESU(拡張セキュリティ更新プログラム)という公式の延長の仕組みがあり、しかも2026年6月の発表で期限が1年のびて、2027年10月12日までになりました。
「2026年10月までと聞いていたけど?」という方、その情報はひとつ前のものです。この記事では、延長された今の状況と、無料でESUに登録する条件、実際のやり方、そして「登録ボタンが表示されない」ときの確認ポイントまでをまとめます。
※この記事の情報は2026年8月5日時点で、Microsoft公式ページを確認して書いています。
まず結論。個人のWindows 10は2027年10月12日まで公式に延長できます
- 個人向けESUの提供期限は2027年10月12日までです(2026年6月に1年延長されました)
- 期限までは、いつでも登録できます。すでに登録済みの方は手続き不要で、自動的に継続されます
- 無料にする条件が2つ用意されていて、多くの方は実質無料で使えます
- ただしESUは「セキュリティ更新だけ」の延命措置です。新しい機能は増えませんし、いつかは次の判断が必要になります
ESUとはなにか。「セキュリティ更新だけ」が続く仕組みです
ESU(Extended Security Updates)は、サポートが終わったWindowsに対して、Microsoftが「緊急」「重要」と分類するセキュリティ更新プログラムだけを引き続き届けてくれる仕組みです。
逆に言うと、次のものは提供されません。
- 新機能や機能改善
- セキュリティ以外の不具合修正
- Microsoftの技術サポート
パソコンを今のまま、安全性だけ保って使い続けるための「猶予期間」と考えるのが正確です。なお、個人向けESUは商用利用(仕事のパソコンなど)には使えないことになっています。
無料で延長する2つの条件
個人向けESUは年額3,500円ですが(2026年8月時点の案内。購入画面で最新価格をご確認ください)、次のどちらか1つを満たせば無料で登録できます。
- 「Windowsバックアップ」で設定をクラウドに同期する。設定アプリから有効にするだけです。標準設定のまま使ってきた方は、すでに有効になっていることも多いです
- Microsoft Rewardsのポイント1,000ポイントと引き換える。Bing検索などで貯まるポイントです。普段使っていない方はほぼ貯まっていないので、実質は1の方法が本命です
どちらの場合も、Microsoftアカウントでのサインインが必要です。ふだんローカルアカウントで使っている方は、登録の前に「設定」の「アカウント」からMicrosoftアカウントに切り替えておいてください。
登録のやり方
- 「設定」を開く
- 「更新とセキュリティ」から「Windows Update」へ進む
- パソコンが条件を満たしていれば、ESUへの登録の案内(「今すぐ登録」)が表示されます
- 案内に沿って進み、無料の条件(バックアップ同期 か ポイント引換)を選んで完了です
登録が済むと、Windows Updateの画面に登録済みであることが表示されます。
「今すぐ登録」が表示されないときのチェックリスト
ここでつまずく方がとても多いので、確認する順番をまとめます。
- Windows 10のバージョンが22H2か。「設定」の「システム」から「バージョン情報」で確認できます。22H2でない場合は、先にWindows Updateで最新の状態にしてください
- Windows Updateを最新まで適用しているか。登録の仕組み自体が、更新プログラムで配られています。「更新プログラムのチェック」を押して、出てきたものをすべて適用し、再起動してからもう一度確認してください
- Microsoftアカウントでサインインしているか。ローカルアカウントのままでは案内が出ません
- 管理者のアカウントか。家族共用のパソコンなどで権限のないアカウントを使っている場合は、管理者アカウントで確認してください
- 少し待ってみる。案内は段階的に配信されているため、条件を満たしていても表示まで時間差があることがあります。数日おいて再確認してください
上をすべて満たしても表示されない場合は、パソコン自体が対象外(22H2に更新できない古い機種など)の可能性があります。その場合は、この記事の最後の章がそのまま次の選択肢になります。
登録できているか確認する方法
「設定」の「更新とセキュリティ」から「Windows Update」を開いて、拡張セキュリティ更新プログラムに登録済みの表示が出ていれば完了しています。登録直後は反映に時間がかかることもあるので、表示されない場合は少し時間をおいて見てください。
正直な注意点。ESUは「解決」ではなく「猶予」です
ここまで書いておいてなんですが、ひとつ正直にお伝えしたいことがあります。
ESUで手に入るのは、2027年10月12日までの時間です。その日以降の延長は、今のところ案内されていません。つまり、遅かれ早かれ「Windows 11にするか、パソコンを買い替えるか、それとも別の道か」を決める日は来ます。
ESUの一番いい使い方は、不安なまま先延ばしすることではなく、安全を確保した上で、落ち着いて次を決める時間にすることだと思います。
延長した後、そのパソコンをどうするか
次の判断は、だいたいこの3つに分かれます。
- 今のパソコンがWindows 11の要件を満たしている場合。無償でWindows 11にアップグレードすれば、買い替え不要でこの問題は終わりです
- 要件を満たしていないが、動作には困っていない場合。ESUの期限(2027年10月12日)を目安に、計画的に買い替えの準備を進めるのがおすすめです
- そもそも動作が遅い、不調がある場合。買い替えの前に、部品交換で直るケースもあります
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